GeForce＆WinXP強し。3DMark06実行環境統計をFuturemarkが公開

　最も使われているGPUは「GeForce 8800 GTS」で，「Pentium 4」のシェアはすでに1桁％。メインメモリ容量は標準が2GBに達し，そしてWindows XPのシェアは80％以上――。

　Futuremarkは，同社の運営する情報サイト「YouGamers」で，同社の3Dベンチマークソフト「3DMark06」がどんなPC環境で実行されているかの統計データを発表した。

「そりゃ，速いGPUを買ったらベンチマークを回したくなるよなあ」ということで，ハイエンドGPUが上位に並んでいる，3DMark06 User Hardware Statistics

　「3DMark06 User Hardware Statistics」と名づけられたまとめページでは，「全統計」（All Time）のほか，過去30日，あるいは7日といったスパンで，3DMark06の実行時にどんなGPUやCPU，OSが使われているのかといったデータが集計，発表されている。
　Futuremarkによれば，「この統計は，3DMark06がリリースされた日から集計された，すべてのデータに基づいて生成される」とのことだが，当然のことながら，オフラインでテストしたデータは集計しようがない。「3DMark06を実行して，オンラインブラウザ（※Online Result BrowserやResult Analyzerのこと）を利用した結果」のすべてが集計されているという意味だろう。（分や秒刻みかどうかまでは分からないものの）リアルタイム性があるもののようだ。
　ページは英語表記だが，基本的にはハードウェアの製品名と数字くらいしか出てこないので，英語は苦手という人もぜひチェックしてみてほしい。

　ところで，同じような統計だと，Valve Softwareが「Steam」の利用者データを「Valve Survey Summary」として公開している。そこで，これを3DMark06 User Hardware Statisticsと見比べてみると，「Steamを利用する純粋なゲーマーと，いわゆるベンチマーカーが多い3DMark06のユーザーで，所有するPCのスペックにかなりの違いがある」ことが分かったりして，なかなか興味深い。時間のある人には，二つのデータの比較もオススメだ。