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MMORPG「WYD」の日韓最強決定戦再び! 「WYD 日韓戦2009」レポート
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印刷2009/02/09 17:13

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MMORPG「WYD」の日韓最強決定戦再び! 「WYD 日韓戦2009」レポート

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 2月7日,ハンビットユビキタスエンターテインメント(以下,HUE)は,都内にてMMORPG「WYD(With Your Destiny II)」の日韓交流戦「WYD 日韓戦2009」を開催した。
 これは,2008年11〜12月に行われた日本最強チーム決定戦「天上大戦」の優勝チームと,韓国選抜チームが直接対決するというもの。2007年2月に韓国のソウルで行われた「日韓最強WYD決定戦“2007 Japan VS Korea Championship”」に次ぐ,二度目の交流戦開催で,今回は韓国チームが来日する形となった。

前回の大会の模様はこちら

https://www.4gamer.net/games/025/G002503/20070206172844/



新ルール戦で日本チーム1勝するも,韓国チームが安定した実力で優勝


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 日韓戦2009の開会の挨拶をしたのは,韓国Hanbit Soft オンライン事業3チーム プロジェクトマネージャー ファン・ソッジュン氏。ファン氏は,世界のWYDプレイヤーの勝負にかける情熱は日々強くなってきており,前回は韓国が勝利を収めたものの,今回はどうなるか予想ができず,勝負の結果が非常に興味深いと述べた。その一因として,今回は第3試合に従来の大会とは少々異なるルールを採用している点が挙げられるだろう。

 第1試合のルールは,戦職レベル20のキャラクターを使用したタイムアタックで,「秘密の部屋(ノーマル)」を舞台に行われた。なお秘密の部屋は全4階層で,各フロアにポップしたモンスターすべてを殲滅するか,一定時間が経過すると,次のフロアに強制移動させられるという仕様。より早く4階に到達しモンスターを殲滅させるか,もしくは一定時間経過後に全フロアのモンスター残存数が少ないほうが勝ちとなる。

キャラクターセットアップ中……
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 各選手は用意されたキャラクターのステータスポイントやスキルなどを自由に割り振ることができたのだが,ジックリ考えている感のある日本チームとは対照的に,慣れた感じで手早く準備を済ませた韓国チーム。試合開始後も,日本チームが手間取っているのを尻目に,早々と上階に向かう。対する日本チームも完全な負けムードには陥らず,韓国チームが4階で苦戦している間に,同じく4階まで到達する。しかしながら序盤から中盤に空けられた時間差を埋めることができず,韓国チームが1勝した。


 第2試合は,ギルド戦の闘技場を舞台にしたデスマッチ。10分以内に敵を全滅させたチームの勝利という,大変分かりやすいルールだ。しかし,ここで韓国チームに動揺が走る。というのも今回のルールでは,各選手はPvEの第1試合とPvPの第2試合とも同じキャラクターを使うことになっていたからだ。そのため日本チームは双方に対応するべく上記のとおり,ジックリと設定を行ったのだが,韓国チームは試合ごとにキャラクターを変えられると勘違いし,第1試合専用にPvE特化で設定していたのだ。
 とはいえ,そこは日本よりも長くWYDのサービスを行っている韓国の選抜チームである。実際に試合を開始してみれば,敵一人を集中して攻撃する安定した戦術を駆使して,気が付けば日本チームを殲滅していた。ここは,経験の差が大きくものをいったのだろう。


 さて,第2試合終了時点で韓国チームの優勝が決定したのだが,消化試合として予定どおり,第3試合の経験値争奪戦も行われた。ルールは,制限時間10分間のうちに,より多くの経験値を獲得したチームが勝ちというもので,舞台はクエスト「不幸の始まり」エリア,各プレイヤーは一般レベル340のキャラクターを使う。ひたすらモンスターを倒すもよし,PKで敵プレイヤーが稼いだ経験値を奪うもよしという,WYDの対戦ではあまり見ないルール設定のせいか,韓国チームのリーダーも「勝てるかどうか自信がない」と弱気の発言をしていた。

 いざ第3試合が始まってみると,日本チームは果敢に韓国チームに挑みかかる。対する韓国チームは,応戦はするものの基本的にはPvEに注力し,モンスターがドロップする経験値ボーナスアイテムを狙うという作戦のようだ。実は筆者は,先入観から韓国チームが好戦的,日本チームがモンスター狙いの戦術を取るのではないかと予想していたので,まったく逆の展開となったのは大変興味深いところ。やはり前例の少ないルール設定が,韓国チームを慎重にさせたのだろうか?

 中盤では日本チームもボーナスアイテム狙いの動きを見せたが,終盤はやはり果敢に攻める……と,終了まで30秒を切ったところでハプニング発生! なんと,日本チームの選手1名が,韓国チームにPKされてしまったのだ! 終了間際,それまで稼いだ経験値が大きく減少するという痛い展開に,日本チームのリーダーも「ありえないよ!」と苦笑。
 それまでは,日本やや有利かという雰囲気で推移していたのだが,これで一気に分からなくなった。日韓双方の選手が固唾を呑んで集計を待つことになったが,結局,1170万以上のポイントを稼いだ日本チームが,100万ポイントを超える差を付けて勝利を収めた。


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 以上の結果を踏まえた閉会の挨拶として,HUEの取締役副社長 パク・クワンヨプ氏が「本当は開催国の日本チームに勝ってほしかった」と発言。加えて「WYDには素晴らしいプレイヤーがいる。したがってHUEも頑張っていかなければならない」と,日韓戦2009を締め括った。
 なお交流戦後は,両チームの選手並びにスタッフを含めた食事会が行われた。会場ではにぎやかに会話が交わされる中,日本チームが韓国チームにキャラクター育成のアドバイスをもらったり,スタッフに不具合修正の進捗を聞き出したりして盛り上がる光景も見られた。なるほど,スポーツなどにも見られるように,同じゲームをプレイする人達同士の話題は国境を越えるのだなあ,と改めて感心した次第。

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2009年のWYD実装スケジュール発表。一方,話題の新作MMORPGはどうなった?


 さて今回の交流戦開催に際し,WYDの開発元であるJOY IMPACTのパク・ゲホ氏とイ・ヒョンジュン氏も来日した。両氏によって,日本における2009年の新規実装要素とスケジュールが発表されたので,簡単にまとめておこう。なお,詳細は追って発表される予定だ。

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●王国ユニークアイテム
・ヘカロティア/アケロイナの各王国で,名声の高い攻城主にドラゴンを支給
・名声に応じてアティラの冠が+15まで精錬可能になる


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●戦職武器/防具
・+15全身アイテムと封印されたアイテムを組み合わせることで,戦職武器に変換可能となる
・材料はニブルハイム雪原のボスレイドにて入手可能
・戦職武器は「ラクトレリウムの粉」を使用して,+15まで精錬可能


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●名声武器
・名声武器10種,名声防具1種が登場
・従来の黄金色一辺倒とは異なる質感と色彩
・武器/防具の名称に,[プレイヤーネーム]が冠される


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●インベントリリニューアル
・すべてのアイテム占有率を1マスに縮小し,またスタック機能も強化
・インベントリおよび倉庫を,「カバン」により拡張可能
・合成/装備/倉庫/取引/インベントリなどのユーザーインタフェースを改良


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●その他
・ギルドユーザーリストや加入/脱退システムの改良
・委託販売システムの導入
・クエスト受注を,従来方式からNPCを介する形式に変更
・新規アクセサリーやプレミアムアイテムの追加
・ヒールやバフなど補助動作を行うペットシステムの導入,など


 また,JOY IMPACTといえば,MMORPG「AIKA」の日本展開が気になるところだが,HUEではまだ検討中で「可能性がある」としかいえないとのこと。昨今の日本におけるオンラインゲーム市場を鑑みると,慎重にならざるをえないのは理解できるところだが,こちらも明るい発表に期待したい。
  • 関連タイトル:

    WYD: EPISODE II

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