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[TGS2005#17]「プリンス・オブ・ペルシャ ケンシノココロ」は完成済み
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印刷2005/09/17 07:06

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[TGS2005#17]「プリンス・オブ・ペルシャ ケンシノココロ」は完成済み

 東京ゲームショウ2005開催の直前のタイミングで,ライブドアから10月13日に発売されることが明らかになった「プリンス・オブ・ペルシャ ケンシノココロ 日本語版」。そのプレイアブルデモが,PCゲームの新作が多く集まるATI Technologies(以下,ATI)ブースで展示されていた。すでに日本語版のローカライズ作業は完了しており,今回ATIブースで動いていたのもマスター版だのことだった

 2005年5月のE3では「Prince of Persia 3」が展示されていたが,そちらは英語版で,まだ開発中。この「プリンス・オブ・ペルシャ ケンシノココロ 日本語版」は,一作目(以前のシリーズも含めれば一作目が出たのは大昔の話になるのだが)である「Prince of Persia:The Sands of Time」の続編であり,いわばシリーズの"2"にあたる作品「Prince of Persia:Warrior Within」の日本語ローカライズ版である

 日本語へのローカライズは2005年4月あたりから始まっていたそうで,進行は比較的スムースに進んでいたようだ。途中プレイステーション2版との歩調を合わせたりもしつつ,徐々に発売日がフィックスしていったという。
 本作は,ただ単に字幕がつくだけの日本語版ではなく,音声もすべて日本語化されている。主人公のプリンスに声をあてているのが,コナミの人気タイトル「メタルギアソリッド」のソリッド・スネーク役などでお馴染みの大塚明夫氏であることは,既報のとおりだ。英語音声は収録されないものの,好みで日本語字幕を表示させることも可能になっているという。



 全体的なテキスト量としては,一般的な3Dアクションに比べると若干少な目とのことだった。その分,物語の展開がスピーディで,全体的にテンポが良くなっているらしい。アクション要素とパズル要素の比率はちょうど半々くらいで,それぞれが交互に訪れるレベルデザインも,テンポの良さに一役買っているとのことだ。

 いかにも同シリーズらしい本作の見どころは,まずカベを走ったり,空中で蹴りを繰り出したりできるといった豊富なアクションが一つ。そしてもう一つは,"落とし穴の中に槍がズラリ"といった即死級のトラップとそれに絡んだ難度である。だが,The Sands of Timeから引き継いだ要素である時間を巻き戻せる機能を使えば,難しさは若干緩和されるはずだ。プレイ開始時に難易度を選択する機能もあるので,ややアクションがニガテという人でも,プレイを進めていけそうである。さらに本作には"時の流れをゆっくりにする"機能もある。これら時間に関する要素を使いこなすことが,ステージ攻略のカギとなるだろう。

 プレイステーション2版にはない,PC版ならではのフィーチャーとしては,まずゴア表現の切り替えが可能になっていることが挙げられる。「バイオレンスモード」オフの状態だと,切り倒した敵の身体はその場で霧散するのだが,オプションメニューからこれをオンにすると,首が飛んだり,身体がまっぷたつになったりといった表現を見られる。
 実は本作は,プリンスがさまざまな技や攻撃方法を持っているのに対応して,敵の"やられ方"にも豊富なバリエーションが用意されている。ちょっと過激なそれらは「バイオレンスモード」をオンにしないと完全には楽しめないので,これは大人を対象としたPC版のみのおいしい部分ということになる。

 最後に,ちょっとした攻略情報を一つ。「センシノココロ」には,通常エンディング以外にも"真のエンディング"というのが隠されているらしい。この真のエンディングにたどり着く条件は,ステージ内に隠されているシークレットをすべて発見して,かつ,体力をアップさせる隠しアイテムをすべて入手してゲームをクリアすることらしい。ヤリコミ派も満足できる嬉しい仕様である。(ライター:星原昭典)

  • 関連タイトル:

    プリンス オブペルシャ ケンシノココロ 日本語版

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