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Logicool Gのゲーマー向けヘッドセット4製品が2月26日に国内発売。上位モデルは第2世代Pro-Gドライバー採用
- G933s 7.1 LIGHTSYNC Wireless Gaming Headset(以下,
G933s) - G633s 7.1 LIGHTSYNC Gaming Headset(以下,G633s)
- G431 7.1 Surround Gaming Headset(以下,G431)
- G331 Stereo Gaming Headset(以下,G331)
を2月26日に国内発売すると発表した。国内におけるメーカー想定売価は順に2万1500円(税込2万3220円),1万7880円(税込1万9310円),1万1130円(税込1万2020円),9130円(税込9860円)となっている。
世界市場での発表からわずか1日遅れでの国内展開発表となった新モデルの製品名は世界市場におけるものと微妙に異なるが,G933sは「G935
本稿では,6日にロジクール本社で行われた新製品説明会での説明をもとに,新製品を紹介していこう。
G933s&G633s
G933sは,2015年に登場した「G933
同様にG633sは,2015年登場の「G633
そのため,本稿での説明はG933sで行い,特筆すべき点がある場合にはG633sに言及する形で進めていく。
先ほどG933sのデザインはG933を継承していると述べたが,実のところ,イヤーパッドとヘッドバンド部には変更が入っている。G933ではLogitech G/Logicool Gが「Sport
一方,G633sのイヤーパッドやクッションはメッシュ素材のままで,これはメッシュ地を好むゲーマーのためにあえてそうしてあるのだそうだ。
左右エンクロージャを縁取るようなラインと,側面パネルの「G」ロゴにカラーLEDイルミネーションが組み込んである点はG933と変わらない。
左耳用エンクロージャに操作ボタンやインタフェースをまとめたレイアウトや,機能割り当てをカスタマイズ可能な3つのボタン「G-key」を備える点もG933と同じだ。
説明会場で「Fortnite」のデモプレイを披露したLogicool Gブランドアンバサダーの岸 大河氏も,低音域の広がりを評価して「50mmで音の厚みが増えた」と述べていた。加えて岸氏は,低音域の音量が大きくなっても,音割れが生じないことも利点であるとしている。
もう1つの特徴であるDTS Headphone:X 2.0については,ゲーム内における音源の距離や位置関係も表現できる「Positional Surround」が特徴であるとのこと。岸氏は,DTS Headphone:X 2.0の効果について,「背後の音にも反応でき,耳で距離感を確認できる。(それによって)判断が早くできる」と説明していた。
ちなみに,DTS Headphone:X 2.0に関する設定は,Logitech Gの新世代統合設定ソフトである「G HUB」で行える。
G HUBの設定メニューでは,仮想的な7.1chスピーカーを画面上に表示して,スピーカーごとに音量をカスタマイズできるようになっていた。設定ソフトは変わっているものの,この点については前モデルのG933と基本的には変わらない。
ただし,細かいサラウンド設定には違いがある。「部屋名」という項目では,仮想的な試聴空間のパターン「ENTERTAINMENT」「GAMING」「SPORTS」の3種類から選択でき,「DTS スーパーステレオモード」という項目では,仮想的なフロントチャネルスピーカーの位置を「OFF」「FRONT」「WIDE」「TRADITIONAL」の4種類から選択できるようになっていた。これらの項目を変更すると,サラウンドサウンドの聞こえ方を変えられる。
サラウンドサウンドの設定はゲームごとに変更可能。世界中のG HUBユーザーがLogitech G/Logicool Gのサーバーへアップロードした設定プロファイルをダウンロードして,自分のPCで利用することも可能だ。
G933sは税込2万3000円前後,G633sでも1万9000円前後と,決して安価な製品ではない。しかし,レビューでの評価も高かったG933やG633の後継機種にして,第2世代Pro-G 50mmドライバーとDTS Headphone:X 2.0という新しい要素を取り入れたヘッドセットだけに,ゲーマーの注目を集めるのではないだろうか。
G431&G331
エントリー市場向けの2製品も簡単に説明しよう。
USBおよびアナログ接続両対応ヘッドセットのG431は,2013年に登場した「G430 Surround Sound Gaming Headset」(以下,G430)の後継機種となっている。2017年に登場した「G433 7.1 Wired Surround Gaming Headset」(以下,
さて,G431の特徴は,新しく50mm径のドライバーユニットを採用したことと,付属のUSBサウンドデバイスがDTS Headphone:X 2.0に対応する点にある。
G431が採用する50mmドライバーはPro-G 50mmとは別モノながら,「40mm径のドライバーユニットを採用していたG430よりも音質面で優れている」(ロジクール)そうだ。
税込で1万1000円前後というG431の価格は,決して安価とは言えないものの,DTS Headphone:X 2.0対応ヘッドセットとしては安めのほうなので,サラウンドサウンドを手軽に楽しみたいという人には歓迎されるのではないだろうか。
ロジクールのLogicool G公式ページ
●G933sの主なスペック
- 基本仕様:USBアダプターによるワイヤレスおよびアナログワイヤード接続両対応タイプ,密閉型エンクロージャ採用
- 本体色:ブラック
- 公称本体サイズ:195(W)×87(D)×188(H)mm
- 公称本体重量:約379g(※バッテリー含む,ケーブル含まず)
- 公称ケーブル長:約2m(※USBケーブル),約1.5m(※3.5mmミニピンケーブル)
- 接続インタフェース:USB(※充電用)
×1,4極3.5mmミニピン×1 - 搭載ボタン/スイッチ:電源スイッチ,
「G-key」×3, マイクミュート切り換えボタン×1, 音量調整ダイヤル×1,Flip-to-Mute(※マイク部ブームを跳ね上げるとミュート有効) - 無線到達距離:15m(※屋内),20m(※屋外)
- バッテリー:搭載
- バッテリー駆動時間:最大約8時間(※LED点灯時),最大約12時間(※LED消灯時)
- 対応技術:DTS Headphone:X 2.0
- 主な付属品:USBワイヤレスアダプター,USB Micro-B充電ケーブル,4極3.5mmミニピンケーブル
- 公式対応ハードウェア:PC,PlayStation 4,Xbox One,Nintendo Switch,Chrome OSデバイス,アナログ接続対応モバイルデバイス
- 発売予定時期:2019年2月26日
- メーカー想定売価:2万1500円(税込2万3220円)
- 保証期間:2年間
- スピーカードライバー:Pro-G 50mm
- 周波数特性:20Hz〜20kHz
- インピーダンス:39Ω(パッシブ),5kΩ(アクティブ)
- 出力音圧レベル:93dB SPL/mW
- 方式:未公開
- 周波数特性:100Hz〜10kHz
- 感度:未公開
- インピーダンス:未公開
- S/N比:未公開
- 指向性:単一指向性(カージオイド)
- ノイズキャンセリング機能:未公開
●G633sの主なスペック
- 基本仕様:USBおよびアナログワイヤード接続両対応タイプ,密閉型エンクロージャ採用
- 本体色:ブラック
- 公称本体サイズ:195(W)×87(D)×188(H)mm
- 公称本体重量:約344g(※ケーブル含まず)
- 公称ケーブル長:約2.8m(※USBケーブル),約1.5m(※3.5mmミニピンケーブル)
- 接続インタフェース:USB
×1,4極3.5mmミニピン×1 - 搭載ボタン/スイッチ:電源スイッチ,
「G-key」×3, マイクミュート切り換えボタン×1, 音量調整ダイヤル×1,Flip-to-Mute(※マイク部ブームを跳ね上げるとミュート有効) - 無線到達距離:−
- バッテリー:−
- バッテリー駆動時間:−
- 対応技術:DTS Headphone:X 2.0
- 主な付属品:USB Micro-Bケーブル,4極3.5mmミニピンケーブル
- 公式対応ハードウェア:PC,PlayStation 4,Xbox One,Nintendo Switch,Chrome OSデバイス,アナログ接続対応モバイルデバイス
- 発売予定時期:2019年2月26日
- メーカー想定売価:1万7880円(税込1万9310円)
- 保証期間:2年間
- スピーカードライバー:Pro-G 50mm
- 周波数特性:20Hz〜20kHz
- インピーダンス:39Ω(パッシブ),5kΩ(アクティブ)
- 出力音圧レベル:93dB SPL/mW
- 方式:未公開
- 周波数特性:100Hz〜10kHz
- 感度:未公開
- インピーダンス:未公開
- S/N比:未公開
- 指向性:単一指向性(カージオイド)
- ノイズキャンセリング機能:未公開
●G431の主なスペック
- 基本仕様:USBおよびアナログワイヤード接続両対応タイプ,密閉型エンクロージャ採用
- 本体色:ブラック/ブルー
- 公称本体サイズ:182(W)×81.7(D)×172(H)mm
- 公称本体重量:約259g(※ケーブル含まず)
- 公称ケーブル長:約2m
- 接続インタフェース:USB
×1,4極3.5mmミニピン×1 - 搭載ボタン/スイッチ:音量調整ダイヤル×1
- 無線到達距離:−
- バッテリー:−
- バッテリー駆動時間:−
- 対応技術:DTS Headphone:X 2.0
- 主な付属品:USBサウンドデバイス,4極3.5mmミニピンケーブル,4極3.5mm
×1→3極3.5mm変換アダプター - 公式対応ハードウェア:PC,PlayStation 4,Xbox One,Nintendo Switch,Chrome OSデバイス,アナログ接続対応モバイルデバイス
- 発売予定時期:2019年2月26日
- メーカー想定売価:1万1130円(税込1万2020円)
- 保証期間:2年間
- スピーカードライバー:50mm径
- 周波数特性:20Hz〜22kHz
- インピーダンス:39Ω(パッシブ),5kΩ(アクティブ)
- 出力音圧レベル:107dB SPL/mW
- 方式:未公開
- 周波数特性:100Hz〜20kHz
- 感度:未公開
- インピーダンス:未公開
- S/N比:未公開
- 指向性:単一指向性(カージオイド)
- ノイズキャンセリング機能:未公開
●G331の主なスペック
- 基本仕様:アナログワイヤード接続タイプ,密閉型エンクロージャ採用
- 本体色:ブラック/レッド
- 公称本体サイズ:182(W)×81.7(D)×172(H)mm
- 公称本体重量:約259g(※ケーブル含まず)
- 公称ケーブル長:約2m
- 接続インタフェース:4極3.5mmミニピン×1
- 搭載ボタン/スイッチ:音量調整ダイヤル×1
- 無線到達距離:−
- バッテリー:−
- バッテリー駆動時間:−
- 対応技術:−
- 主な付属品:4極3.5mmミニピンケーブル,4極3.5mm
×1→3極3.5mm変換アダプター - 公式対応ハードウェア:PC,PlayStation 4,Xbox One,Nintendo Switch,Chrome OSデバイス,アナログ接続対応モバイルデバイス
- 発売予定時期:2019年2月26日
- メーカー想定売価:9130円(税込9860円)
- 保証期間:2年間
- スピーカードライバー:50mm径
- 周波数特性:20Hz〜22kHz
- インピーダンス:39Ω(パッシブ),5kΩ(アクティブ)
- 出力音圧レベル:107dB SPL/mW
- 方式:未公開
- 周波数特性:100Hz〜20kHz
- 感度:未公開
- インピーダンス:未公開
- S/N比:未公開
- 指向性:単一指向性(カージオイド)
- ノイズキャンセリング機能:未公開
- 関連タイトル:
Logitech G/Logicool G
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