パッケージ
ボヤージュ センチュリー オンライン公式サイトへ
準備中
準備中
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
海洋冒険MMORPG「Voyage Century」のオープンβテストに参加してみよう#1
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2007/02/23 21:21

旧特集

海洋冒険MMORPG「Voyage Century」のオープンβテストに参加してみよう#1

 「Voyage Century」航海世紀)を知っているだろうか。4Gamerでも何度か紹介しているように,中国で作られている海洋冒険MMORPGなのだが,実は英語版も存在しており,2月23日現在,オープンβテストでの最終調整が行われている。大航海時代の世界を舞台にしたこのゲーム。日本ではコーエーの「大航海時代 Online」がサービスされていることもあり,気になっているプレイヤーも多いのではないだろうか。果たして本作は,「大航海時代 Online」とどう違うのか,「中国産」ということもあり,少し気がかりな側面もあるのではないか。
 気になるその中身を,システムの紹介と,ユーザー登録からゲーム序盤までの2回に分けて,少し紹介してみよう。

Voyage Centuryの世界を航海しよう


■本作で何をするかはプレイヤーの自由。で,いったい何ができるの?

 本作は,基本プレイ料金が無料のアイテム課金制なので,お試しでプレイしやすい環境である。とはいえ,海外製MMORPGというと,少なくとも英語が必要になるため,英語そのものが拒否され,敬遠されてしまうことが多い。しかし,筆者自身,決して英語が得意というわけではなく,むしろ「翻訳サイト様頑張ってください。お願いします」と,丸投げしたいタイプなのだが,他プレイヤーとの会話といった,リアルタイムで進行するものでなければ,やっているうちに,なんとかなってしまうものである。調べることさえ厭わなければ。
 すでにモールも設置され,有料アイテムの購入も可能となっており,正式サービス開始後のキャラクターの削除もないと発表されている(公式サイトのアナウンス)ことから,安心してプレイすることができるだろう。

 まず本作の特徴は,その名のとおり中世の大航海時代を舞台にしたゲームであるということだろう。この時代には多くの航海者達が,新しい発見のために,他国との交易のために,そして略奪のために,海を舞台に活躍していたのだ。本作も例に違わず,冒険に,貿易に,戦闘に,そして生産にと,各々が目指すものに向けて航海する作品だ。

 では,本作では何ができるのだろうか。用意されたスキルから,システム面の要素も踏まえながら,それを見ていこう。

 本作のスキルには,Initial Skill(初期スキル)4種,Fighting Skill(戦闘系スキル)5種,Collecting Skill(素材収集/加工スキル)4種,Producing Skill(生産スキル)4種がある。スキルスキルと言ってることからなんとなく想像がつくと思うが,基本的にキャラクターにはレベルは無く,これらのスキルのレベルを上げていくことでキャラクターを強くしていくという「スキル制」を採っている。
 そして,スキルレベルが4レベル上昇するごとに獲得できるポイントで,スキルごとに設定されているSpecial Skillを,ポイントを振って入手/アップグレードでき,その割り振り具合で,幅広いキャラクター育成ができるようになっている。

スキルは全部で17種類。さらに,スキルごとのSpecial Skillを取得する


■初期スキル
ゲーム開始時から修得しているスキル群。航海,交易,戦闘のどのジャンルにおいても深く関わっている。

●Voyage
 航海術に関係するスキル。操船の技術に影響を与えるほか,発見(場所が光る)の可能性が高くなるという。経験値は,航海や嵐,発見時,タスクの報酬で得られる。

●Eloquence
 交渉術に関係するスキル。Traderで購入できる交易品や,バザーを開くときに出品できるアイテム数に影響する。Special SkillのPurchasingにポイントを振ることで,より高いレベルの交易品の取り引きが可能になる。経験値は,交易品で取り引きを行ったりタスクをコンプリートしたりしたときに得られる。

●Sea Battle
 海上戦闘に関係するスキル。Special SkillのRamming(船首Ramによる攻撃)や,Grappling(白兵戦や相手を弱らせる攻撃が可能に)を取得できる。なお,白兵戦は,船員の数が白兵の戦闘力に影響するので,相手の船員を減らしてから白兵戦に持ち込むなど自分なりの戦術を考えよう。経験値は,大砲による攻撃,RAMでの攻撃,Grapplingの使用,タスクの報酬で得られる。

敵船の近くでGrappling。フックを引っ掛けて乗り移ろう


●Bare-handed Fighting
 陸上戦闘に関係するスキル。キャラクターの最大HPに影響する。経験値は,陸上(戦場)でのキャラクターによる戦闘で得られる。アイコンは拳(こぶし)だが,攻撃方法は陸上戦闘ならどれでも問題なしだ。

■戦闘系スキル
 陸上戦闘での戦い方に関係するスキル群。各武器を扱うためのスキルなどがあり,武器の種類によって防御力(Defence)に影響を与えるため,注意が必要だ。戦闘系スキルの種類は以下のとおり。

各スキルのSpecial Skillには特殊攻撃が用意されている


●各武器スキル
Sword-playing(ソード)……Defenceには影響しない。
Falchion-playing(ファルシオン)……Defenceが20%上昇する。
Axe-playing(アックス)……Defenceが20%減少する。
Shooting(銃)……遠距離攻撃。弾丸が必要。Defenceが70%減少する。

●Medicine
 医術を扱うスキル。ポーションや毒の効果,最大Stamina Points(以下,SP)に影響する。経験値は,ポーションを使うと得られる。

■収集スキル
 生産に使われる素材を収集するスキル群。高いレベルの素材の取得/加工には,Special Skillにある,それぞれのStudyをUpgradeする必要がある。ただし,加工には,一定のスキルレベルに達している必要があるので注意しよう(例:Level3のOreを加工するには,Miningスキルレベル21以上必要)。また,Special Skillの中には,キャラクターの最大LoadやSPを上昇させるものもあるので,どの職業を目指していても,修得しておいて損はない。

Mining……岩から鉱石を掘り出すスキル。主に,武器や船の材料として使われる。
Timber-Felling……木から材木を切り出すスキル。主に,武器や船の材料として使われる。
Planting……種を特定の地面に植えて,20分経つと素材と種が収穫できるというなかなか斬新なスキル。実際に地面に植えるので,特定の場所に大量に植えて畑を作っている人も。収穫した素材の種類によって,Alchemyのポーションや毒,Tailorの布の素材として利用される。
Fishing……船に網を装備して,Offshore(港沖)にあるShoal(浅瀬)に停船することで,魚を釣れる。魚はGoods(交易品)扱いだ。また,まれに貝殻などの発見物が見つかることも。レベルの高い魚を釣り上げるには,高いレベルのスキルと網が必要になる。

街の外は生産者で賑わっている。Fishingは,海上から行うのでご注意を。なお,魚のいるShoalはしばらくすると場所が移動する


■生産スキル
 装備品やポーション,船などを作成するスキル群。レシピは店売りを筆頭に,タスクの報酬で得たり,海上の敵NPCから白兵戦で奪ったりなどの取得方法もある。

Foundry……武器などを作成するスキル
Alchemy……ポーションや,武器に塗る毒などを作成するスキル
Ship-building……船首像や装甲などの船装備を作成するスキル
Sewing……服など布製品を作成するスキル

 これら,スキルの修得は,街にいるNPC“Skill Master”にお金を払って行う。また,全スキルは“initial skill”と“promotion skill”に分かれているのだが,initial skillのレベル上限は31だ。
 レベルを31まで上げたあとでPromoteを選択してpromotion skillにすると,レベル100が上限になるのだが,promotion skillにできるのは,Voyage(初期からpromotion skill)を含む7個のスキルだけなのだ。
 つまり,序盤レベル31までは自由に遊べるものの,それ以降は自分の進む道を決め,必要なスキルを取捨選択していくことになる。もっとも,そこまでスキルが上がるころには,プレイの方向性も決まっているのではないだろうか。



Offshoreから港に上陸する。ここは海上戦闘と同様に船同士がぶつかってしまう。筆者はあたふたしているうちに港への航路を塞いでしまい怒られたことが
 また,本作では船単体にもManeuverability(機動力),Military Equipment(武装力),Structure(積載力)など,熟練度レベルのような物が用意されている。レベルが上がると,種類によって船の耐久力が上がるなど,船が成長(?)する(このレベルによっては,装備できないものや,より上位のレベルの船に改造できないなどがある)。なお,船は複数個所有できるのだが,このレベルは船ごとに蓄積されていくので,あまりひんぱんに乗り換えていると船が成長しないので注意しよう。

 チュートリアルを終えたプレイヤーは,それ以降,街と海を行き来することになるのだが,街の施設が分からないと,何をして良いのかも迷ってしまうだろう。ここでは,名前が各街で固定されているNPCを中心に,街の施設について紹介しよう。NPC名は,地域,宗教などによって変わることがあるが,もしプレイを始める人がいたら,参考にしてみてほしい。

●Shipyard Boss
 船,船装備の購入,船の改造/修理など船に関するアイテムの販売/サービスを行っている。船首像のアップグレードや船の改造は,材料を持参する必要がある。

●Tavern Boss
 街の酒場の主人。船員のHealingや雇用が安く行える。またアルバイトとして,酒場に一定時間常駐することで,報酬を受け取るタスクもある。

●Docker
 海へのアクセスポイント。船員のHealingや雇用,食料の購入が可能。簡単なタスクなども受けられる。

●Warehouse
 貸金庫を作成してくれるNPC。中には,18個のアイテム,重量500までの荷物が置ける。重量制限は,500Silverで1上昇させることが可能。また,他の街にも50万Silverで貸金庫を追加でき,最大3か所で所有できる。なお,貸金庫を追加ではなく,安価で他の街に移動させられるが,中身は消失するので注意が必要だ。(2月26日:修正しました。ご指摘ありがとうございました

持てるアイテムの数も重さも有限。貸金庫は重宝するだろう


●Bank clerk
 お金を預けられるNPC。こちらは,どの街からでも利用可能。

●Skill Tutor
 スキルやスペシャルスキルの修得,Upgradeなどが行える。また,一定レベルに達したスキルの職業タイトル(称号)を購入できる。生産職の人は,設定しておけば注文が入るかもしれない。

●Missionary
 HP,SPの回復を行ってくれる。

●Alchemist
 ヒールポーションなどAlchemyに関するアイテムを販売している。

●Blacksmith
 武器や弾丸など,戦闘に関するアイテムを販売している。また,装備品の修理も可能。

●Tailor
 服や帽子など,防具や裁縫に関係するアイテムを販売している。

●Trader
 交易品を扱っている。交易品は,時折トレンドとなる種類が変わる。また,遠くの町に運ぶほど利益が大きくなる。

●Official
 お金を投資することで,その街との有効度が上昇する。また一定期間,交易品に掛かる税が減少する。

●Guild Manager
 ギルドの作成,管理を行う。Private Zoneを利用したギルドハウスが所有できる。

●Alliance(Guild) Master
Adventure Alliance Master……冒険系タスクを受けられる。
Ares Warrior Alliance Master……戦闘系タスクを受けられる。
Merchant Guild Master……交易系タスクを受けられる。
Master of Alliance……生産系タスクを受けられる。

タスクを受けならが育成すると,自然とお金も経験値も貯まっていくだろう


●その他,NPC
 NPCの中には,その街の長(街によって名前が違う)がいて,キャラクターにタイトル(階級/爵位のようなもの)を授けてくれるNPCがいる。また,発見物を報告すると報酬をもらえるNPCなども各街にいる。

 ……一見すると,プレイに必要なNPCがたくさんいるように見えるが,実のところ,銀行や道具屋,薬屋など分かりやすいものばかりだ。NPCとの会話に分からない選択肢があっても,やり直しが楽なうちに試しておいて損はないだろう。辞書片手に,気になる単語を調べながらプレイしてみよう。

 さて,本作のような海洋冒険物には,冒頭でも述べたように,コーエーのタイトル「大航海時代 Online」(以下,DOL)がある。同じ時代,同じテーマを扱ったこの両者のタイトル。これまでの解説や,冒険,交易,海事……と言葉を並べると,とても似通ったものと思えるだろう。しかし実際にプレイしてみると,本作では,船自体にスキルレベルなどがあったり,世界マップがDOLに比べて簡略化されていたりと,システム,方向性はそれぞれ違っていると感じられる。
 ……「感じられる」だけではどうかな,と思い,実際に,アレクサンダー(アレクサンドリア)からジェノヴァまでの航海実時間を比較してみた。結果は,本作が約6分で到着したのに対して,DOLでは約16分。もちろん風向き,船の種類など条件にもよるが,プレイの参考になるのではないだろうか(本作ではレベル2の冒険船を,DOLでは軽クリッパーを使用した結果だ)。
 また本作は,DOLに比べて戦闘をやや重視した作りになっているように感じた。白兵戦で船上で実際に戦い合うのは,海賊物が好きな人にはたまらないフィーチャーだろう。筆者は個人的にDOLをそれなりに長期間プレイしており,100日を越えるような長距離航海も割と好きだったりするが,本作の方向性も,相応に魅力的だ。

 次回(#2)は,Alliance Masterのタスクを中心に,オープンβテスト中の本作を,手順を踏まえつつ,実際にプレイしてみることにしよう。

 なお本作の開発元Snail Gamesは,現在日本でのパブリッシャーを探している。興味があるパブリッシャがいたら,overseas「@」snailgame.net(アットマークは変換してほしい)まで連絡してみるとよいだろう。(Nobu)
(2月26日追記)


  • 関連タイトル:

    ボヤージュ センチュリー オンライン

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:11月30日〜12月01日