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  • 発表日:2004/08/12
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印刷2005/01/24 18:50

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デュアルGeForce 6600 GT搭載,ギガバイトGV-3D1発表

 日本ギガバイトは,2個のGeForce 6600 GTチップを1枚のPCI Expressビデオカード上に搭載した「GV-3D1」を発表した。低価格なGeForce 6600 GTチップを2個使用することにより,高性能なビデオカードを構成している。SLI構成を1スロットで実現した形だ。

 気になる性能だが,ギガバイトのハイエンドマザーボードGA-K8NXP-SLIと組み合わせることで,3DMark03で14200オーバーというスコアを叩き出しているという。3DMark「03」というあたりが微妙なところだが,ある種のゲームでは現在最高のパフォーマンスを発揮できるカードだと思っていいだろう。

 通常,GeForce 6600GTのSLIはGeForce 6800 Ultra1枚とほぼ同等程度のパフォーマンスとなるようだ。3D1ではSLIを1ボードにまとめたことにより,多少のパフォーマンスアップとなっているとなっていると思われ,基本的にはGeForce 6600 GTのSLI+αのパフォーマンスだと思って差し支えないだろう。参考までに,NVIDIAが公開しているSLIのパフォーマンスデータを挙げておく。

6600 GT 6800 GT 6800 Ultra
Single SLI Single SLI Single SLI
Doom3 17.3 32.0 37.9 65.2 42.4 71.7
Halo 37.23 58.58 50.01 72.76 57.21 79.01
3DMark05 3186 5698 4588 8271 5211 9297


 なお,海外のレビューサイトを探せば,すでにGV-3D1のパフォーマンスについては多角的に計測が行われていることがわかるだろう。ベストケースではGeForce 6800 Ultraを超えるものの,ワーストケースではGeForce 6600 GT単体よりもパフォーマンスが低くなっているものも見受けられる(これはSLI一般の傾向なのだが)。

 GV-3D1は,当面GA-K8NXP-SLIとの組み合わせによる「プレミアム限定バンドルパッケージ」という形で販売されることになるようだ。発売開始は1月末からで店頭価格は6万5000円前後になる模様。高性能マザーボード込みでビデオカード2枚分と考えるとお得なパッケージとなっている(GA-K8NXP-SLIの店頭価格は2万5000円程度)。

 リリースでは「GeForce 6600シリーズで初めて256ビットメモリバンド幅を実現」となっているのだが,もともとGeForce 6600シリーズではメモリ接続が128ビットに縮小されており,3D1を見ても特別なコントローラも見当たらない。写真を見る限りはメモリからの配線も両方のチップに届いているわけではなさそうだ。これは,いわゆる256ビットバスでのメモリ接続ではなく,128+128ビットと解釈したほうがいいだろう。ドライバも日本語化などの変更は加えているものの,基本的にはNVIDIA標準のものをそのままで動いているようだ。

 基板上にSLIコネクタは見当たらないので,残念ながら(?),GV-3D1×2枚でのSLI接続はできそうにない。とはいえ,1枚のカードでSLIがリーズナブルに実現できるということで,非常に面白いアプローチといえるだろう。さらにGeForce 6800 GTを2個とか,ついでにSLI対応とか,1カードSLIの今後にも期待したい。 (aueki)

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    GeForce 6600

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