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AMD,ワークステーションGPU用ドライバ「17.10」公開。ゲームでフル性能を発揮できる「Gaming Mode」が利用可能に
→Professional Graphics Drivers(英語)
AMDは,Radeon Pro Software 17.10を大型アップデートと位置づけているのだが,最大のポイントは,上で挙げた2枚のグラフィックスカードを,ゲーム用のRadeon RX Vega的にも利用できるようになった点だ。Radeon Pro Software 17.10では「Professional Mode」と「Gaming Mode」という2つの動作モードを利用できるようになっており,業務終了後に動作モードをGaming Modeへ切り換えれば,GPUの持つゲーム用のポテンシャルを解放できるという。
また,一般ユーザー向けのRadeon Softwareでは17.7.2で有効になっていたRadeon ReLiveの拡張がワークステーショングラフィックスにももたらされたようで,今回の17.10ソフトウェアでは,Radeon Pro ReLiveの録画ビットレートが従来の50Mbpsから100Mbpsへ上がり,Webカメラの映像をオーバーレイ表示させるときの透過率設定やマイクの音量制御ができるようになり,通知ポップアップのブラッシュアップが入っている。
GPU側にある専用のセキュリティチップとRadeon Pro Software,そして「Microsoft Device Guard」の合わせ技によってマルウェアの攻撃から知的財産を守る機能「Radeon Pro Graphics Security」が実装された点もトピックと言えるだろう。
なおAMDによると,レンダリングエンジン「Radeon ProRender」にもアップデートが入り,新機能の追加と性能向上を実現したとのことだ。
Radeon Pro Software 17.10 Now Available with Groundbreaking New Features(英語)
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