ネクソン,「マジック:ザ・ギャザリング」のパブリッシャと共同で「メイプルストーリー」のトレーディングカードを制作
ネクソンジャパンは本日(8月1日),アメリカの玩具メーカー Wizards of the Coast(以下,WotC)と「メイプルストーリー・トレーディングカードゲーム」(MapleStory iTrading Card Game 以下,メイプルストーリーiTCG)の共同開発についての契約を締結したと発表した。 メイプルストーリーiTCGはまずアメリカで発売され,その後日本,韓国などでリリースされる予定だ。さらにはネクソンが開発中のニンテンドーDS版「メイプルストーリー」(関連記事)とのコラボレーション,さらにはアニメなどといったマルチプラットフォーム展開も考えられているとのこと。 「メイプルストーリー」はネクソンジャパンがサービス中のカジュアルなオンラインアクションRPG。プレイヤーはコミカルで可愛らしいキャラクターを操り,足場から足場に飛び移ったり,かがんで敵の攻撃をかわしたり,ハシゴを上り下りしたりと,ファミコン時代からおなじみのシンプルな横スクロールアクションを楽しめる。キャラのレベルアップやクエスト,ギルドや持ち家といったMMORPGならでは要素も持ち,「こちら」の記事でお伝えしたように,2005年11月に正式サービスが開始された北米では,すでに300万人以上の会員数を記録していている。現在,全世界58か国でサービスが行われ,ID登録社数は6700万人以上という。 メイプルストーリーiTCGは,そんなメイプルストーリーを元にした対戦形式のトレーディングカードで,シリアルナンバーをメイプルストーリー公式サイトに入力することでゲーム内アイテムが手に入れられるといったゲームとの連動も行われる。
画像は「メイプルストーリー」のものです
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ところで,WotCという社名を聞いて,「むむっ!」と思ったあなたはおそらく「マジック: ザ・ギャザリング」(Magic: The Gathering 以下,M:tG)のプレイヤー。アメリカ最大の玩具メーカーであるハスブロ傘下のWotCは,一世を風靡したトレーディングカード,M:tGのパブリッシャとして日本でよく知られている。我が国にトレーディングカードゲームというジャンルを持ち込んだと言っていいM:tGについては,うっかり大人買いしてその月の食費にも事欠いたという経験をお持ちの人も多いはず。誰とは言わないが,うちの編集長も(以下自粛)。現在でも各地でトーナメントやイベントが開催される人気トレーディングカードであり,その評価はきわめて高い。 メイプルストーリーiTCGがどのような内容/ルールになるのかは今のところ不明だが,M:tGだけでなく,テーブルトークRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」や,さまざまなファンタジー小説シリーズのパブリッシャとしても経験豊富なWotCが開発するのだから,トレーディングカードファンのみならず,期待は大きいだろう。 オンラインゲームをテーマにしたタイトルを制作するのはWotCにとっても最初のことで,アイテムやクエストの連動といったオンラインとオフラインの緊密な相乗効果を得たいとしている。 日本での発売はちょっと先になりそうだが,今後の展開が楽しみだ。(松本隆一)
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メイプルストーリー |
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