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「Master of Epic」の課金に関する問題について
ハドソンのMMORPG「Master of Epic：The ResonanceAge Universe」（MoE）の正式課金サービスに伴い，アクセス集中のためにさまざまな問題が生じた，ビー・ビー・サーブの課金ポータル「BB Games」。障害発生の4月1日昼から，数えること丸3日以上が経ってからようやく「こちら」で，公式な状況報告が発表された。
書いてあることは，現状で"公式に"コメントできることの範囲に収まっているが，むしろ問題にすべきは，この対応の遅さ。4月1日昼から始まった一連の出来事が，なぜ3日以上経ってから動き出すのか。そのレスポンスの悪さは，ユーザーのお金を預かる課金ポータルサイトとして，大いに疑問に感じざるを得ない態度だ。
この3日間，システム担当は，サイト担当は，一体何をしていたのか。そのあたりを，代表取締役副社長 国枝に聞いてみたのが，以下のやりとりだ。状況の収束に向けて動いている国枝をつかまえて直接話をする時間はなかったが，メールでの問い合わせには答えてくれたので，掲載しておこう。
金曜日に課金を開始してしまったばかりに，WebMoneyやクレジットカード会社，サーバー管理会社など関係各所と連絡がとれずに対応が後手に回ってしまったであろうことは間違いのないところだろう。しかし，このコメントを見る限り遅れを取り戻すべく動いているようではあるので，「動きがあるたびに随時BB Games上で報告したいと思っている」（国枝談）という言葉を信じ，返金処理や"ユーザーへのお詫びの意味を込めた何らかのアクション"を含め，今後の公式発表に注目しておきたい。（Kazuhisa）
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4Gamer編集部：
問題が出ていることは1日の時点で分かっていたのに，なぜこんなに対応が遅れたのか。課金したくてもできないというユーザーがずいぶんといたようだが。
国枝：
それに関しては本当に申し訳なく思っている。しかしあの時点では，大量のユーザー様が課金登録作業を行おうとしていたのも事実で，問題の切り分けのための修正作業やサーバー停止，予備サーバーへの切り替えなどを行うことによる「万が一」のデメリットを考慮した。しかし結果的にはそれが「大きな遅れ」につながってしまった。
4Gamer編集部：
WebMoneyを使って課金したプレイヤーの中で，一部ゲームにはログインできない人もいるようだが，その人たちにはどんな対応を行うのか。そもそも特定できているのか。
国枝：
BB Gamesに掲載した告知のとおり，"返金"という方向で作業を進めている。それに関しても，「ログインできない人がいる」というのはある程度時間が経ったときには分かっていた。
しかし課金絡みの問題なので，正確に状況を把握するためには金融機関側（編注：今回の場合，WebMoneyとクレジットカード会社を指す）とのログの突き合わせの必要があった。彼らが動けたのが本日月曜日からなので，その理由を特定するための作業に着手できたのも本日からという結果になってしまった。
4Gamer編集部：
このあと，どのように事態を終息させていくのか。
国枝：
最優先で行うのは，原因の分析とシステムの復旧。それを，可能な限り迅速に行う。むろん並行して，WebMoneyの返金処理に関してもミスのないように行う。現時点では287件の「返金すべきトランザクション」を確認しているが，該当するお客様には遅くとも水曜日中にはすべて返金手続きを終え，木曜日には実際にポイントが戻るはずだ。同時に，該当の方にもメールを送信させていただく予定だ。
また現段階（編注：メールが返ってきたのは，月曜日の21：03）では，コネクション過多で問題を起こしていた部分に手を施し，接続を制限することで課金手続きが行えるようにしてある。根本的な解決でないことは重々承知しているが，人様のお金を預かる部分でこれ以上の問題を起こさないためにも，慎重に進めていきたい。本件に関しては，何らかの動きがあるたびに随時BB Games上で報告したいと思っている。
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