2004/09/25 02:52 |
「EverQuest II」を大々的にアピール。プレイアブルなデモは,実はスクウェア・エニックスでも展示されていない
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NVIDIAブースでは,新しいハードの発表などはないものの,GeForce6対応(推奨)ゲームを各種取り揃えており,今回のTGSではもっともPCゲーマーには熱いブースだったかもしれない。
■プレイアブルなEverQuestII日本語版展示 まず,正面にはEverQuestII日本語版がデカデカと陣取り,日本語版がプレイアブルな状態で展示されていた。各社のGeForce6搭載マシン10台ほどで動作していたが,ゲームにはなんら問題ない程度の速度でサクサク動く。ただし,フルスペックのクオリティにすると現状のどんな最強のマシンを持ってきてもスムーズには動かないといわれるだけあって(?),展示されているものでは,表示解像度やクオリティは若干下げられていたようだ。 プレイできるのは,キャラメイクからチュートリアルの船上,初心者島まで。筆者が触ったマシンはゴブリン(緑色)がいて海があってと,初心者島上陸後。旧ノーラスのブッチャーブロックを思い出す景色とMobだ。 元祖EverQuestプレイヤーとしては,見た目ではちょっと違和感があるのだが,ざっとプレイした感想は「あ,EQだ」という感じ。最初に触った1台は,なぜかマウスルックの上下動作を入れ替えてあったのでパニック状態だったものの,ほかのマシンでは普通の設定だったので一安心。 プレイヤーは最初から武器も持っており,魔法もいくつか使える状態だ。近くをうろついている敵と適当に戦闘も可能。水中で泳ぐことも可能。拾った武器や防具などはレベル制限で装備できなかった。画面が明るくなるかとInfraVisionを使用すると,あたり一面真っ青でモーションの残像が残ってなにやら異様な雰囲気。このあたりは,ちょっと勝手が違う。本当に真っ暗な場所でしか使わないほうがいいみたいだ。
左:戦闘画面。LineageIIっぽいテンポで,個人的にいえばモーションはちょっと間延びしてる気がする
右:水面の表現などは,Shader使いまくりという感じで非常に美しい
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キュートなWoodElfのおねーさん
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インベントリーウィンドウを出していると,通常のキャラクターのアクションと同期してウィンドウ内のキャラクターも動く。/whoすると,ほかのデモ機のキャラクターらしきものも見える。スタンドアロンではなくて,ちゃんとネットワークで動いている。英語版はもうβ版稼動中だし,当たり前か。 地面にキラキラ光ってるものが落ちてるところで「Harvest」を実行するとなにやら起こっているようだが詳細は不明。生産系も相当いろいろ拡充されているので,そのあたりも楽しみだ。
EverQuest2の裏側では,Naluを中心にGeForce 6800のデモが展示されていた。なんやかんやいっても現状でGeForce 6800の能力を引き出せるのはこれらのデモしかないのも事実。そのうちの一つ,ClearSailingのデモはバグがあって,海面すれすれで船に近づいた視点にすると,まれにフリーズする(朝イチで行って「まだ直ってなかったか」といって止めちゃったのは私です。BugのFeedBackはデモ公開初日に送ってるんですけど)。なんやかんやで午後は違うデモが走っていた。ごめんなさい。
■ナムコとアーケードシステム共同開発発表 ブースの端にあって「なんだ? これは?」という目で見ている人が多かったのがナムコ系列のLEDZONEで展開されているCounterStrike NEOの筐体。記事でも取り上げているので参考に。これにもNVIDIAが絡んでいる。また,当日の発表でNVIDIAとナムコでアーケードゲーム用システムを共同開発するという発表があった。名付けてNVIDIA System N2ソリューション。第一弾のゲームがCounterStrike NEOになると発表されている。NVIDIA System N2ソリューションのベースとなるのはnForce2のシステムで,十分枯れてトラブルの少ないハードウェアの上に,Linuxベースの軽いOSとNVIDIA拡張のOpenGL系のシステムを載せたものだそうだ。nForce2といっても,もちろんVGAは内蔵のものを使うわけではない。 またギャラクシアン3系ということで話題のナムコのRTS,「New Space Order」もプレイアブルな状態で展示されていた。アーケードゲームでRTSという野心作だが,これもおそらくNVIDIA System N2ソリューションに載せられるのだろう。
左:LEDZONE版「CounterStrike NEO」の筐体。ときどきWindowsの画面が
右:ナムコのSF RTS「New Space Order」はギャラクシアン3の世界観を継承している
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Naluなおねーさん
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そのほかDOOM3は当然として,Sims2なども展示されていた。ファンタジーRTSながらハイクオリティなビジュアルで話題の「The Lord of The Rings:The Battle for Middle-Earth」がプレイアブルな状態で展示されていた。このゲームもGeForce6推奨ゲームの一つだ。
また,NVIDIAブースではイベントコンパニオンがみんなNaluのコスプレをしていた。Computexの某ブースでは金髪の人魚さんがどーんと寝そべっていたそうだが,残念ながら(?)今回はNaluをイメージしたコスプレといった程度(ちなみに,ATIブースではコンパニオンは当然ながらRubyのコスプレをしている)。 技術的にホットなところで,NVIDIAのSLIソリューションについては,動作するシステムを持ってきてはいるのだが,デモ用のボックスに入りきらなかったので展示は見送られた模様。現状ではワークステーションクラスのマザーボードでしかSLIが実現できないのでしかたなし。もっと一般的なマザーボードでもSLI可能なPCI Expressバス構成のものも出てくるようなので,今後に期待したい。(aueki)
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