●Preview#2:Stronghold Text by TAITAI StrategyなのかSimなのか E3開催の前から噂だけは聞こえていた,GODの「Stronghold」。どんなゲームなのかというのは,E3速報の「ここ」を参考にしてもらいたい。様々な民衆の声を聞き入れながら城内を統治して税金を集め,そのお金を元に自分の居城を強化していくという"Sim的"な要素はStrongHoldの題材であり,なおかつ最も注目すべき売りとなる部分だ。
プレイヤーは,税率と食料の供給量の二つのパラメータを適度に調整しながら,城下の領地内に住む民衆を上手くコントロールしていかなければならない。もちろん税率や食料のコントロールだけでなく,民衆を楽しませる,あるいは民衆を恐怖におとしいれる施設を建設するなど,Sim系お約束の要素は満載となっている様子。 日頃の準備の集大成,それが戦闘
戦闘は攻城戦がメインとなるが,ここでは各キャラクターを直接操作できなかった内政パートと違い,プレイヤーが兵士たちに細かい指示を与えることができる。自分で建設した城の特性に合わせて,より効率のいい戦力配置を行う必要があるのだ。どれほどの数のユニットが用意されているのかはまだ判明していないが,歩兵や弓兵のほかにも「移動式の投石車」や「固定式の投石機」「破城槌」などが登場し,面白いところでは士気を高めるための(といっていた)神父や,一糸もまとわずに逃げ込んだ裸の民衆などを画面上で確認できた。
中世の城を題材にしたゲームである「StrongHold」には,キャッスルシムとリアルタイムコンバットゲーム,二つの要素が同居している様子だ。また,この作品のゲームシステムを大雑把に解釈すれば,与えれた一定時間内に可能な限り城を強化し,その強化した城を以て迫る脅威を払いのける,ある種のパズル的な設計思想が見え隠れする(前回で触れたランキングシステムなどはその象徴だろう)。
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