NVIDIAの不正に対処,3DMark03の最新パッチbuild330が登場 | - 05/23 23:14 |
||||||||||
|
本日,futuremark(旧:Madonion)は,同社が誇る3Dベンチマークソフトシリーズの最新版「3DMark03」の修正パッチを発表。少しイレギュラーなタイミングでリリースされた本パッチだが,その理由はどうやら"NVIDIAの不正"にあるようだ。 ことの顛末はいたって単純で,NVIDIAが配布しているGeForce FX用のドライバーが,なんと3DMark03で高スコアを叩き出すように,人為的に最適化されていたことだ。 さらに詳しい情報は,「どうやって不正を発見したか」など,なかなか興味深い(面白い?)情報が掲載されているPDFファイル(「こちら」:公式サイトからもリンク可能)を見てみるといいだろう。"不正"と書くとちょっと大袈裟かもしれないが,エンドユーザーが頼りにしている有名ベンチマークの話しだけに,各方面から批判が飛び出すだろうし,我々としても容易に見逃すわけにはいかないだろう。 まぁ太古の昔から「ベンチマーク対策ドライバ」というものは数多く存在するし珍しいことではないが,近頃ではあまり聞かない話だったのも事実。ATIの急速な追い上げで,我が世の春を謳歌していたNVIDIAにも若干の焦りあり,かも。 さて今回リリースされたパッチは,build 310および320用に配布される。バージョンの関係がよく分からないという人は,2週間以内にフルバージョンがリリースされるとのことなのでそちらを待つといいだろう。 ダウンロードは「こちら」(4.91MB)からどうぞ。(Gueed) |