E3 2003のEAブースにて，箱庭ゲーム「SimCity 4」の拡張パック第一弾「Rush Hour」（以下，RH）が展示され，多くの注目を集めていた。
　RHを導入することで追加される要素をまとめると，以下の通り。

・交通手段……吊り橋，サンフランシスコの"一方通行"の道路，ニューヨークの広い道，シアトルのフェリー・システム，シカゴの高架線列車ネットワークなどが追加
・建築物……巨大な車両基地，空港，最新のヘリポートなど，50種類の建築物が追加。歴史的な列車駅，古典的アメリカ道路標識やヨーロッパの観光名所なども追加されている
・建築セット……ヨーロッパの建築様式に基づいた新しい建築セットが追加。歴史に残る三つの時代で街を作成可能に
・標識システム……道路や川，山脈などの道重要な場所に標識を設置可能に
・災害……泥棒やカージャックなどの災害が追加。さらに，UFOが襲ってくるという災害（？）も追加されている。シム人達は誘拐され，建物は破壊され，さらにミステリーサークルのようなものまで作られてしまうとか
・乗り物を直接操縦……ヘリコプターや救急車などを直接操縦し，目的地へ迅速へ運ぶことが可能。なんと前述のUFOも操作可能！

　見ての通りRHではデータの充実が図られており，上に挙げた以外にもツェッペリン飛行船やフェリー，新車などたくさんのデータが追加されることになりそうだ。
　気になる日本のランドマークだが，いくつかは追加候補に挙がっている模様。ただ開発スケジュールの関係で，今回はお流れになってしまう可能性も十分あるようだ。もっとも，その場合でも後日公式サイトからのダウンロードによって配布されるだろうとのことなので，ご安心を。

　発売は，海外，日本（もちろん日本語版）共に2003年秋頃の予定。日本でのタイトル名はまだ正式には決まっていないが，「シムシティ4 ラッシュアワー 拡張パック」となる予定だ。
　なお当然のことながら，RHを遊ぶには本体ソフト（SimCity4/シムシティ4）が必要。現時点での箱庭ゲームの到達点ともいえるタイトルだけに，拡張パック発売を前に，ぜひ一度挑戦していただきたい。（Iwahama）

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