先日「こちら」で紹介した，トールキン原作のアクションアドベンチャー「The Hobbit」が，E3 2003のVivendiブースにおいて発表されている。

　本作は8〜15歳程度の低年齢層をターゲットに作られていることもあり，非常にコンシューマライクなシステムとなっている（実際に米国では，2003年9月22日にPC，プレイステーション2など5機種同時発売予定）。簡単にいうと3D版以降の"マリオ"的なアクションアドベンチャーゲームで，主人公のビルボ・バギンス（ホビット）が剣や石で敵と戦い，ときにはパズルを解きながら，計11ものレベルを順にクリアしていくことになる。

　画面左上の風船はビルボの生命力を表す（この風船はE3で展示されているものにはあったが，下の画面写真にはまだ表示されていない）。物語後半では15〜20体の敵キャラクターと戦うようなシーンもあるため，この生命力の数は非常に重要。風船は発見した宝石の数で決まるとのことなので，この宝石探しもゲームの重要なポイントとなるようだ。

　とにかくビルボが飛んだりはねたりする様子が可愛く，またシステム的に見ても，良くも悪くも"子供向けゲーム"といった印象だった。子供と一緒に，原作の話をしながら遊ぶというのもいいんじゃないだろうか。なお日本での発売は未定だが，もし発売するのであれば，ちゃんとローカライズするとのこと。子供向けである以上，日本語化はぜひとも実現させてほしいものだ。（Iwahama）

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