帰れない開発者と眠らないテスターによって着々とテストが進む,ハドソンのMMORPG
「ResonanceAge」。じわりじわりと安定稼動への道をたどっているところだが,本日最新の情報を独占入手! なんと明日8日から,テストサーバー限定とはいえ,二つめの"Age"である「War Age」が導入されるのだ。テスト開始からわずか1か月半程度で,Age追加になるとは,正直驚き。
ゲーム開始時点でのダイアロス島は,"Present Age"(現代)。その時代から十数年後の未来に相当するのが,今回テストの始まる「War Age」だ。プレイヤー達は,ビスク,エルガディン,フリー勢力という3勢力のどこかに属し,この時代を探索していくわけだ。
■War Ageとは? このWar Age最大の特徴は,名前から想像できるように
「冒険者同士が戦うPvPの時代」ということ(正しく表現するならRvR[Realm vs.Realm]だろうか)。要はPK OKなのだ。NPCモンスターも配置こそされてはいるが,ここでの最大の敵はプレイヤー達なのだ。
……かといって,単にPvP OKでみんなでウワーッと殺し合いをして,明日になったらやっぱりみんなでウワーッ……というだけではない。ハドソンの資料を見せてもらうと,そこには
かつてイルミナ城の上空に繋ぎとめられていた魔法石ノア・ストーンは,その力を独占するものは居ない状態である。各地に点在する「砦」を攻め落とし,そこを守り続けることによって,ノア・ストーンが砦の支配率が高い勢力へと徐々に引き寄せられていく。
自軍の本拠地にノア・ストーンが到達したとき,そこに奇跡が起こるといわれている……。と書かれている。Realmとしての最終目的が,そのノア・ストーンを占有することなのだろうか。しかし,そこに至る道は遠そうだ……。
■ストーリー/マップなどの変化 同じくハドソン資料からの抜粋になってしまうが,
現在栄華を誇っているビスク勢力は,Present Ageから数年後に起こったイルミナ城消滅とという災いを機に国力が凋落し始めている。
一方,辺境に追いやられていたエルガディン勢力は国力を回復し,自分達の都を奪ったビスクに対し,国土奪還の戦いを挑んでいる。
そして,墓地の片隅で妖しげな儀式を繰り広げていた邪教マブの信徒たちは,ビスクとエルガディンの争いの影で,その勢力を徐々に拡大しつつある。というのがWar Ageのストーリー上の変化である模様。War Ageというシステム変化に対応すべく,各勢力はある程度バランスが取られた形になっているようだ。
そんなストーリー変化に伴い,繁栄を謳歌していたビスクの町は瓦礫の町と化し,復興途上のテント村に過ぎなかったエルガディンは,壮麗な風車がそびえる大きな町へと発展しているとのこと。Present Ageで目にする風景は,時の流れと戦乱によって一変しているのだ。
■War Age限定ルール 時代が変わるとシステムもルールが変わるのが,このResonance Ageの大きな特徴。"RPGを楽しむ"というコンセプトのPresent Ageに対して,"戦争を楽しむ"のがコンセプトのWar Age。今回追加されるWar Ageでの特殊ルールは,以下のとおり。
・Present Ageから,お金以外のアイテムを持ち込むことはできるが,再び持ち帰ることはできない
・敵に倒されたときには,霊体ではなく生身の体で復活する(所持品はすべて失う)
・スキルの成長はしない
■さらなるテスター枠300名を追加で募集 そんなわけで,前回に引き続き今回も「テストサーバー用 テスター枠」の募集。ついに追加される新時代「War Age」をいち早く体験できる,テストサーバー用のテスター枠を,forGamer読者用に300名分もらうことができた。突如決定したことのようでこちらも対応がおぼつかず,募集開始は明日午後あたりを予定。申し訳ない。
ところでいままでにも何度か書いているが,テストサーバーとは,開発サイドに密着した,文字どおり"テスト用"のサーバー。あらゆる新機能がまずこのサーバーでテストされ,クリティカルな問題が発見されなければ一般サーバーへとフィードバックされる。
その性質上,サーバーそれ自体の挙動が不安定になることもあるし,予期せぬサーバーダウンなども大いにありうる。それらの条件をよく理解した「積極的にゲーム作りに参加してみたい人」(ハドソン談)の募集とのことなので,了解しておいてほしい。(Kazuhisa)