カプコン版「ウォークラフトIII」について&発表会ムービー | - 06/13 17:05 |
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本日早朝のBill Roper氏インタビュー記事を受けて,さっそく読者のみなさんから「製品についても教えてよ!」というメールが何通か届いた。「ホントは発売日知ってるんですよね?」「特典ってなに?」「デモムービーはなかったの?」「パッケージは4種類?」など,その要望はさまざま。 全部が全部明確に答えられる質問ではないのだが,一つの作品でこうも問い合わせがくることは稀なので,ここでちょっとお答えしてしまおう。昨日の発表会会場で,関係者やBill Roper本人,Blizzardの広報,今年のE3で聞いた話などを混ぜ込んだ情報であり,あくまでも「噂」に過ぎない。カプコンの公式発表でないものが多くを占めるので,それだけはお間違えなきように。ただ現時点では,我々も"きっとこうだろう"と思っている情報なので,ご了承をば。 ウォークラフトIIIに関しては,当サイト内「こちら」をどうぞ。(Kazuhisa) ■ゴールドマスター版完成の噂 総帥であるBillがアジアプレスツアーを行っていることからして,おそらくは本当だろう。というより"内部的に最終版が完成した"という感じか。βテストの具合などから「まだだろ?」という意見もあるが,その状況でBillが社を離れるとは思えないので,まず間違いなくできていそう。 ちなみにBlizzardがプレスツアーを行うのは,大体において ・動くものが初めてできたとき ・完成したとき しかないので,今回も後者のパターンで当てはまるのではないかと。 ■発売日 これは,発表会会場では明らかにされなかった。今年のE3でBlizzardスタッフに聞いて回ったところでは,「6月29日だろ?」とか「7月の上旬だよ」とか「ナイショ」などの反応。しかし,総責任者であるBillが大掛かりなプレスツアーに乗り出したこと,カプコンがプレス向け発表会を開いたこと。そしてカプコン関係者への「どうなの? どうなの?」という突っ込みの反応を見る限り,おそらくは"7月上旬"で決まりだろう。気の早いショップなどは「7月5日発売!」などと看板を掲げているようだが……。 ただし,それがダメになったときは8月にまでもつれこみそうな気配。 ■価格 日本語マニュアル付きパッケージで8800円。その後登場する完全日本語版へは3500円でアップグレードもできる(ここまでは公式発表だ)。なお,同梱されるWorld Editorに関しては,インタビュー記事「こちら」の末尾を参照。なかなか自由度が高そうだが,まだ触っていないのでなんともいえない。 ■完全日本語版 現状では「今年中」と言われているが,最速で「秋」に登場の気配。ちなみにWarcraftIIIに限った話ではないが,日本語版の制作というものは,翻訳作業それ自体はさほど問題にならない。もっとも問題なのは,権利元との交渉なのだ。そういう意味では,Blizzardという世界最強ともいえる開発元が相手のカプコン日本語版は,かなりの苦労を強いられそうだ。 翻訳に関しては,昨日Upしたインタビュー記事最後にこっそり載せておいた「こちら」の写真を見れば,カプコンの翻訳の方向性が分かるだろう。なかなか気合の入った感じなので,十二分に楽しめるかも。ちなみに日本版の特典として,Bill Roper監修のオリジナルマップが同梱される予定。 ■パッケージ Starcraftのときのように,北米では4パターンのパッケージが登場するWarcraftIII(Orc,Human,Night Elf,Undead)。国内でももしや? と期待されるが,おそらくそれは不可能。主人公(?)ともいえる「オーク版」のみの販売になりそうな気配だ。これは日本に限った話ではなく,北米以外の地域はみなそうだとBlizzard談。 せっかく初心者にも遊びやすい配慮がなされているんだから,あのオークのパッケージは勘弁してくれませんか,Blizzard……。選択できるようにしろとは言わないが(カプコンも大変だろうし),HumanかNight Elfを希望。 ■プレス発表会ムービー 「いつもみたいに発表会のムービーを掲載しないんですか?」というメールも。ご期待,ありがとうございます。でも「撮っちゃダメ」とBlizzardからお達しが出たので,撮影はできなかったのだ(メニュー画面とか見たことないものに変わってた)。 その代わりというわけではないが,発表会で流れたムービー。ボーッと見ながら「どこかで見たなぁ……」と思っていたら,なんと昨年のE3で流れたものとまったく同じ! 当サイト内にも昨年Upしたので,ここで改めて紹介しておこう。「Downloads」−Movies−E3(2001)の「こちら」から直接どうぞ。約30MBで2分20秒。全画面で表示されるEXE形式のムービーだが,いまでも十分見る価値あり! |