この7月26日，システムソフト・アルファーの「戦略プロ野球」シリーズ最新作「戦略プロ野球2002」が登場する。本作はプロ野球をテーマにしたシミュレーションゲームで，公式戦，トーナメント，オープン戦，日本シリーズ，ネット対戦の5種類のゲームモードが楽しめる。シミュレーション色が強く，プレイヤーは一打席ごとに配球やスイングを決める（選手にまかせることも可能）。一球ごとに配球などを決定する……などというと，なんだかジックリタイプのゲームと思われがちだが，テンポよくサクサク進行する。

　ちなみに選手データーについては，ほかのタイトルでは見られないようなアプローチを見せており，打者のパワーを本塁打数ではなく，本塁打の平均飛距離と打球方向から求めたり，守備力についても守備機会数と守備率から算出しているそうだ。また，ゲームに収録されている選手データは2002年6月30日時点（選手登録変更期限）の最新データを採用しており，選手名もすべて実名。データ重視の人には注目のタイトルといえるだろう。なお，試合中の選手はちょこまかと動き回るが，よく見ているとジャンピングスローやハーフスイングといった動きもしており，目を楽しませてくれるといった一面もある。

　施設では東京ドームや福岡ドームといった球場はもちろん，昨年に完成した札幌ドームなども収録しており，プロ野球ファンには嬉しいところだ。今後はシステムソフト・アルファーのロビーサーバーも設置予定で，ネット上では熱い試合が繰り広げられることになるだろう。（Murayama）