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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第661回「『メガトン級ムサシ』は面白い」
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印刷2021/12/02 15:30

連載

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第661回「『メガトン級ムサシ』は面白い」

画像集#001のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第661回「『メガトン級ムサシ』は面白い」

著者近影
画像集#002のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第661回「『メガトン級ムサシ』は面白い」
 よく勘違いされるんだけど,私,男色ディーノはアニメは詳しくないのですよ。ゲイムについてなら多少は語れるかなと思うけど,ものすごく詳しいわけではない。もちろん,アニメが嫌いなわけではない。むしろ好き。ただ,サブスクのネット配信で話題作を見る程度。なので,今シーズンはどんなアニメが放送されていて〜的な情報にはまるで疎いのです。
 先に言ってしまうと,今週は「メガトン級ムサシ」PlayStation 4 / Nintendo Switch)を取り上げさせていただくんだけども,アニメは見ていない状態でのゲイムへの感想だと思っていただけると幸いです。

 思えば,レベルファイブ作品はメディアミックスという戦略で,ゲイムとアニメ両方でタイトルを展開して世間の注目を集めるというヤり方を多く取ってきた。でも,よくよく考えたら私,レベルファイブ作品のアニメをしっかり見たことがなかったのよね。
 理由はとくにない。強いて言えば,放送していたタイミングと私の生活のタイミングが合わなかったから,というくらい。だから,レベルファイブ作品は,メディアミックス戦略でうまく世の中の注目を集めているなあという印象は持ちつつ,作品としてはゲイムへの評価しか語れていなかったんです。
 で,今回もそう。メガトン級ムサシ,アニメでも放送されているそうなんだけど,私は見ていない。そのうえでゲイムをプレイして思ったことをこれから書きます。まあ,そもそもアニメとゲイムとでは見せ方というか,届け方が違うのですよ。
 アニメは見る人に直接訴えかけないといけない。例えば20分なら20分間,画面を見続けさせなければならない。一方でゲイムはボタンを押してシーンが進行することが多いので,時間的な間合いはある程度プレイヤーに委ねられている。そして何より,プレイヤーを遊ばせないといけない。
 もちろん,どちらがいいって話じゃない。だけど,違いはある。なので,繰り返しになるけど今から語るお話はゲイム版のことに限定したものだと思っていただければ。

画像集#003のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第661回「『メガトン級ムサシ』は面白い」
 では,本題です。メガトン級ムサシは面白いです。何が面白いって,ハック&スラッシュ要素。もちろん,ストーリーもあるんです。これについては後ほど述べるとして,このゲイムで何が一番面白いかと問われたら,私は繰り返し戦って性能がいいパーツを集める作業だと答えます
 これ,ホントによくできていて。もちろんステージにもよるし自分の強さとステージの難度によっても変わるんだけど,1ステージにかかる時間は20分くらいと,近年のゲイムから考えると若干長めです。まあ,長いと言ってもここに関しては人によって感じ方は変わるけどね。
 で,なにが秀逸って,敵が強くなればなるほど当然敵の守備力が高くなるわけだから,時間も長くかかるわけですよ。それに対するご褒美がちょうどいい。頑張れば頑張るだけのリターンがあるんですね。当然ランダム要素も強いので,必ずしも報われるわけではないんだけども。
 それでも,努力に対するご褒美が手厚い。そのおかげで,「もう一回ヤろう」と思えちゃうのよね。この繰り返し作業の心地良さが,このゲイムの面白さの大部分を占めていると思う。そして,プレイヤーが行う「作業」に対して,ゲイムの作り手が手を抜いていないのもいい。
 ロボットのパーツを集めるっていう要素もそうだし,ロボットの種類もそうだし,武器の性能が違うのもそう。なんならパーツの色が違うってのもそうかもしれない。収集心というか,ワクワク感を演出してくれるのよね。パターンの数が多いから,まったく同じものはなかなか収集できないのよ。よって,“自分だけのロボット感”がすさまじい。
 「レベルファイブらしさ」って,捉え方は人によっていろいろあると思うんだけど,私的レベルファイブらしさとは「子供の頃に感じていたようなワクワク感を,うまく刺激してくれるところ」なのね。今作においてはまさに「自分だけの最強ロボット」感。それを作るために繰り返しステージに挑んでいるわけです。
 なので,このゲイムをプレイした感想は,最強への作業ゲイムっていう感じですな。私は大好き。これぞハクスラ! という。個人的には結局のところ繰り返すゲイムなので,平均的にもう少しステージクリアまでの時間が短くてもいいのかなあとは思ったけども。

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 あと,特筆すべきはストーリーですな。ちょっと大人に向けた切り口も含まれているものになっているのね。絶対悪に立ち向かう主人公って図式ではなく,敵側(というか宇宙人側)の事情も描いている。絶対的な正義と悪を描いた勧善懲悪ものになっていないあたりが,印象に残ったわ。
 ゲイムではひととおりストーリーが終わったっぽいので,この先はどうなるのか。ちょっとアニメに興味が湧いてきているのよね。そういう意味で,今までのレベルファイブ作品の多くは,アニメ→ゲイムというような興味の引き方がメインだったような印象があるんだけど,今回はアニメ→ゲイム→アニメ,または私のようにゲイム→アニメというような興味の引かせ方をしているように感じたわね。
 こう考えてみると,メガトン級ムサシは作り手が新たな挑戦をしている作品なのかもしれないわね。見せ方の面でも,ビジネス戦略の面でも。ともあれ,レベルファイブ作品の中でも異彩を放っている,でもとても面白いゲイムですよってことは伝えたいですな。

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 てなわけで,今週はメガトン級ムサシについて語ってみました。しかし,ここで問題が発生しました。2週にわたって引っ張ってきて今週ようやくメガトンに触れたものの,ストーリークリア後もメガトンをプレイし続けていて,「真・女神転生V」に移行できていないのよ。来週までにプレイできるのか。それとも別の作品を挟むのか。どうする私? ではまた来週。

今週のハマりゲイム
PC:「METAL DOG
PlayStation 5:「FIFA 22
Nintendo Switch:「メガトン級ムサシ
iOS:「龍が如く ONLINE
iOS:「今三国志
iOS:「ウイニングイレブン カードコレクション

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
男色“ダンディ”ディーノ選手が所属するDDTプロレスは,今週末の12月5日に東京・後楽園ホール大会「D王 GRAND PRIX 2021 II the FINAL」を開催します。ディーノ選手は,飯野“セクシー”雄貴選手,今成"ファンタスティック"夢人選手とのフェロモンズとして,高木三四郎選手と3 vs. 1のハンディキャップマッチで対戦予定。ディーノ選手は「社長に勝って会社を乗っ取り,社名をサイバーファイトからサイバーフェロモンに変える」つもりらしいです。
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